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T邸上棟

  • Day:2012.11.04 17:39
  • Cat:建物
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こんにちは。大森兄です。

先日、熊本市内の住宅の上棟式に立ち会いました。

この頃ではめずらしく餅まきもあり、近隣の方々もなかなか多く集まってくださいました。

味わいがあり、落ち着ける雰囲気としての和風と、小さくも庭の緑を感じながら暮らせる家を希望される

若いご家族のための住宅です。

敷地面積45坪、延床面積28坪に、家族4人と車3台に表情の異なる3つの庭を計画しました。

オープンハウスにご協力いただけるとのことですので、皆様ぜひご覧ください。

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研修

  • Day:2012.10.15 09:50
  • Cat:
こんにちは。 大森兄です。

ロンドンオリンピックの最中、研修のため、スイス・フランスに行って参りました。

主な目的はル・コルビュジェ、ピーター・ズントー、マリオ・ボッタ設計の建物です。

巨匠たちの、空間のプロポーション、光や素材の扱いはやはり完璧でした。流石です。

一方、完成してからの時間もさることながら、おそらく完成するまでの時間も想像をはるかに超えるほど濃密で、

多くのひとびとの思いや「気」がこもっており、かつ装飾や光の扱いも周到きわまる古い教会などには、

どうしてもひとりのちからでは及ばない底力ともいえるような魅力を感じます。

また、今回もっとも印象に残ったというかすごく感じたのは、

ヨーロッパは物欲の時代がはるか昔に終わってしまっているのか、そういう時代はなかったのか?という

ことでした。 文化としてそういう欲は離れたところにあるのでしょうか。

ヨーロッパは今回で3回目、5ヵ国目になるのですが、以前から言葉にならない感覚で感じていたように

思います。 そして今回スイスを初めて訪れて、感覚が言葉になったような気がします。

スイスでは野原や家の庭など隅々まで手入れが行き届き、日々の生活=人生をたのしむことに対する

愛情のようなものを感じました。

これは観光のため行政が制御しているのか、一般市民が自分の家や街並みを客観視できているのか、

とにかく感心しました。

これまでに亜・欧・北米を12ヵ国訪れましたが、当然ながら、国内外、まだまだ訪れるべきところ、

訪れたいところがたくさんあります。

今後もできるかぎりいろいろなことを実際に体験して、仕事の質や密度を高めていけるよう精進します。

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上棟

  • Day:2012.09.05 18:59
  • Cat:建物
上棟
こんにちは。大森兄です。

今日は雷雨の中、熊本市内の家の上棟でした。

こんな日の建て方は私も初めてでしたが、応援に集まった大工さん方は棟梁さんばかりだそうで

雨の中でも手際よく組み立てが進んでいきます。

第一種低層住居地域であるため敷地境界から1mセットバックがあるものの、

古い住宅地であり、「周りを気にせず暮らしたい」との要望で、

外見はそれほど閉鎖的ではないが、中へ入ると囲われた安心感があり、かつ各方向への抜けと中庭で、

解放感と、庭や半離れの和室、2Fのテラスへのつながりを感じながらのびのびと暮らせるように考えました。

家の中から外への開口と、囲われたテラスや離れをつなぐ外廊下から1mのセットバック部分、

さらにそのまた外へと閉じながらつながるようになっているので、敷地がより広く感じられると思います。

この若いご家族がのびのび健やかに歳を重ねられる家になるよう願います。

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こんにちは。大森兄です。

  • Day:2012.05.31 19:48
  • Cat:ひと
こんにちは。大森兄です。
先日久しぶりに、以前設計させていただいた島田美術館のカフェ「木のけむり」http://www.shimada-museum.net/に行きました折、同じ島崎で手掛けました、T様宅を訪問しました。

ちょうど奥様がいらっしゃり、いつも年賀状のみで、前にお会いしてから早くも3年も経っていましたが、
皆様おかわりなくお元気のようで、家のほうも、床や家具などの木が築後10年を経ていい色になってきていて、
奥様のお人柄もあり、ゆっくりとした時間に心和みました。
奥様から「家族皆この家が大好きで、今年でちょうど10年だから大森さんにお礼をしたいね と主人と話していた
ところだったんですよ。」 と、設計者としてなにより嬉しいまさに冥利に尽きる、また、これからの糧になるお言葉を
いただき、ありがたく、優しいT様一家との出会いに感謝しました。

誰もそうだと思いますが、仕事をしていると、「ひと」や「縁」「出会い」ということばを想います。
住宅や旅館のほか様々な仕事をさせていただく中、これまで多くの方々と出会うことができました。
皆様それぞれに個性豊かで、本当にいい方々ばかりで、自分はいいご縁に恵まれてきたなあ とつくづく思います。

今思うと、私は、それぞれの仕事ごとに、その施主や係わってくださる方々皆を好きになり仕事をしてきました。
(ちょっと気持ちわるいでしょうか・・・。) 八方美人だと思う方もおられるかもしれませんが、自然とそうだったのです。
施主やそこの環境を好きになると、自分なりにですが、だんだんと理解でき、
そこに最適なかたちが見えてくるように思います。
拙い者ですので、これからまだまだ精進して、受け入れる器をひろげ、そのアンテナを敏感にし、
最適を見つけ出す目と、かたちにする手を磨いてゆかねばと思います。

施主の皆々様、ご協力、支えてくださる方々、ご縁をくださった神様、ご先祖様、ありがとうございます。

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こんにちは。大森弟です。

  • Day:2012.02.14 13:02
  • Cat:絵画


先日熊本県立美術館へ、印象派展を見に行ってきました。印象派は退屈であまり好きではなかったのですが、

歳をとるごとに共感するようになってきました。

ひと通り観ていると、なぜかピカソの油彩があり、力の入ったものではなかったので

「熊本にはあまり良いものは来ないな」と、やっぱりな残念感が漂ったのですが、1枚、

立ち止まる絵がありました。作者は私の知らない画家です。天気のよい荒野の地面、太陽に掛かった

雲の影が地面にくっきりと陰影の境界を作っている絵でした。

作者の発見と心の動きが伝わって、とても共感できました。私は知らない画家だったのですが、

遥々国境と歴史時間を乗り越えて来る絵ですから、有名な人なんだろうなと、考えながら隣の絵へ、、。



隣はモネでした。初めて観る絵で、草原に薄紫の空、奥には林があります。さっきの絵と比べると柔らかく、

やさしい印象。紫色の空を眺めながら、あれやこれや勝手に想像します・・・・

きっとモネは深い悩みを抱えた夕方、ろう屋のような家から病人のようにゆらゆらと歩き出しました。

悶々としながら無意識のうちに草原へ入って行きます。肌寒さで、はたと我に返って顔を上げると、

美しい紫色の空と、風がざわざわと通り抜ける林が立ちはだかっていました。その美しさに、モネは

救われたんじゃないかと思います。

人には皆、それぞれにアンテナが備わっています。そのアンテナはそれぞれに感度が違います。

アンテナを手のひらに例えると、普通は「パー」と開いている状態。芸術家は、その先にさらに細い指が

生えています。陰影を捉えた先ほどの印象画家はその細い指で、情報をキャッチしているようです。

しかし、モネにはその細い指先に、更に桃のような固い毛がぎっしりと生えているんじゃないか。とおもいます。

こう書いてしまうと、私にはモネのように繊細な情報をキャッチできないんじゃないかと、

悲しくなりそうですが、そうではありません。よくみると、ちゃんと毛がはえているはずです。

その証拠に私も、多くの人も、モネの絵画に感激しています。同じ情報をチャッチした経験が、

共感を呼ぶからです。そして意識して鍛えると毛は濃くなるはずです。

色々と、「毛を濃くしよう」と決意した美術館でした。

発展デザイン
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