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  • Day:2013.11.29 22:18
  • Cat:建物
こんにちは。大森兄です。

本年1月に竣工しました「T邸」(熊本市)が、この度 JIA熊本住宅賞 選考委員賞を受賞しました。

施主のT様、ご協力ありがとうございました。 また、施工していただきました㈲藪田建設様、造園の

㈲山口農園様、おかげさまです。 ありがとうございました。

この賞は、日本建築家協会(JIA)九州支部が、熊本県下に建つ専用住宅の設計監理に直接携わった個人を

表彰するものです。


この住宅は、熊本市の文教地区で住宅が密集している、約44坪の敷地に建っています。

施主の30代のご夫婦の、味わいがあり、落ち着ける雰囲気としての和風と、小さくても庭の緑を感じながら

暮らせる家 という要望に基づき、車3台がとめられて、お子様ふたりが巣立った後、夫婦老いてからは、

1階だけで暮らしが完結するように、ゲストルームとしての和室を含み、建蔽率いっぱいに計画しました。
                                                  

やりとりを重ね、どこにいても緑を感じられるよう、趣の異なる庭を、3箇所設けました。                                                   
一つは、スギ型枠が味わいを醸すRCの塀で裏表たのしめる、アプローチと和室のための庭で、

この適度な高さの塀により道路からの視線を遮り、和室からは囲われた安心感をもたらしながらもやわらかく

外とつながっています。
                                                   
二つめは、家の中心で、食卓の吹抜けに面した坪庭で、プライバシーを守りながら風を取り入れ、
                                                   
吹抜と株立ちの落葉樹と相まって、団欒スペースには南からの明るい光、寝室には落ち着いた光をもたらします。
                                                   
三つめは露天風呂気分が味わえ、団欒スペースに もうひとつの抜けと緑感を提供しています。


これら三つの庭と二つの吹抜け、また、ずれながらスペースがつながっていくことにより、延べ28坪とは

思えない空間ができました。


今ではほとんど自宅の風呂で、よく行っていた家族風呂などへはあまり出かけなくなったそうです。

ご夫婦おふたりともすごく熱心で、仕事が終わりお子様が寝付かれてからの週一回の設計打合せと、

同じく工程会議は、毎回深夜までおよび、完成時には寂しく懐かしく思われました。

台所には、その熱心な奥様の想いと、そぎ落とした機能が詰まった多目的な収納作業台が、一年後の今も

想定通り活躍しています。  大森創太郎建築事務所 

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